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自転車シェアプログラム ‐「ハブウェイ」

ボストン教会に行く時に使うマスパイク(ニューヨーク州都Albanyとボストンを結ぶ高速90号線)を降りたら、直ぐに目に入るのが、高級ホテルとボストン公共図書館。今は丁度いい季節で観光客に溢れてます。そのボストン図書館の向かい側の小さな広場、コープリー・スクエア(Copley Square)と言うのですけど、先月、そこで、「ボストン春祭り2012」がありました。行きたかったのですけど、丁度ギックリ腰の最中で泣く泣く断念しましたけど、TOMOKOさんという人がブログでレポートしてました。写真を見て思わず、羨ましくなったけど!
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トーマス・メニーノ ボストン市長

ボストンに来る度に、チラチラと見かけたこの自転車。
車を運転しているので、急に止めて見る訳も行かず、何時も通り過ぎていました。
でも、昨日行った時は、市内各地に、自転車ステーションが完備され、おまけに車道の一角に自転車専用道路まで
あちこちにできてました。

何だろう?と調べてみたら、「Hubway(ハブウェイ)」という冬以外の24時間営業可能の新しい自転車シェア(レンタル)プログラムでした。市内各地に、600台の整備済み自転車、60の自転車ステーション、何処のステーションへでも返却可能、環境に優しい太陽発電のキオスクを装備し、今やボストン郊外までエリヤを拡大しつつあります。この何処のステーションへでも返却可能というのが味噌ですね。都市部で車を運転すると、駐車場を捜す煩わしさ、法外な駐車料金、車存在そのものが煩わしくなります。バスや地下鉄を利用しようてしても待ち時間やルートが限られていて、行きたい所に自由に行けないから。

このシステムは通勤を容易にすることと、排出ガスを抑制するという目的もあるけど、それ以上に、通勤車両の混雑さから開放されるという心理的要因が大きな発展の原動力にもなってるみたいです。自転車シェアは、パリやモントリオールでは何十年まえから成功裏を収めているけど、アメリカでは、ボストン、デンバー、ミネアポリス、ワシントンDCなどの中都市で実験的に始まったばかしで、上手く機能すればニューヨークやシカゴなどの大都市にもこの夏にも波及しようと準備してます。

改めて人が沢山いるだけど無限のビジネスチャンスが広がる、田舎に住んでると時だけが過ぎていき、都会から戻ってくると時間が止まっているのでは?という錯覚を覚えます。
by nhajime3 | 2012-05-27 21:53 | 環境.科学
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