今日、American Expressから手紙がきたので何だろうと開封したら、新しいカードが入ってました。 よく見たらICチップ付きのスマートカードでしたけど、Chip-and-PIN式ではなく、Chip-and-signature式でした。スマートカードの決済時の本人確認の為にピン番号を入れる代わりにサインする方式で、アメリカのスマートカードの主流は、このChip-and-signature式になるだろうと言われてます。でも初めて聞くような言葉だったので、ちょっと調べてみました。 和訳参考サイト: CardHub.com「Chip-and-PIN vs. Chip-and-Signature」by John Kiernan Chip-and-signature式の特徴 ❶ ICチップ内のPIN番号を本人確認として使うChip-and-PIN式と較べて、セキュリティー面では劣る ❷ 国外の無人の支払い端末(駅の切符販売機、駐車場など)では使えない場合がある。 ❸ VISA、MasterCardの方針として、一応Chip-and-PINカードが使える場所なら何処でも使える方針だが、お店の従業員がChip-and-signature式カードの処理の仕方に不慣れで使えない場合もある。 アメリカ国内では問題はないと言われるChip-and-signature式のスマートカードですが、一歩国外に出るとそこはChip-and-PIN式が主流の世界ですから、上手く使えないことが多いみたいです。非常時に備えて大量の現ナマが必要だと喚いてる人もいたけど、その現ナマさえ受けついけない場所もあるとか。 HomeDepotで見かけた一見万能型カードリーダー。 非接触式カードも使え、もちろん磁気式カードも使えますが、もう一つ接触式カードが使えるスロットがありました。それを見て、今までスマートカードの持ち主が何人かトライしたけど結局は使えず諦めたという、今現在はただの飾り機能になってる状態です。 Q:では何故アメリカではchip-and-signature式のクレジットカードを大量に発行されるのか? マーケッティング目的 磁気タイプのカードと較べても実際に大したメリットもないくせに、新しいテクノロジー登場の謳い文句を並べて新規顧客を確保したり、既存の顧客に大目に請求するため 詐欺賠償責任の回避 2015年⒑月にタイムリミットに向けて取りあえず詐欺に対する補償問題を避けるために、ダメージが少ないchip-and-signature式のクレジットカードを出しておこうという逃げの一手 銀行内の複雑な問題 直ぐにchip-and-PIN式のクレジットカードを発行できない理由として、銀行内に過渡的に処理しなければならない問題、法律的に引っ掛かかってる点、数量が確保できないなどの物量的な問題が山積みしてるなど 資金と時間的な問題 chip-and-PIN式のクレジットカードを発行するには、ピン番号を管理するシステムを新しく構築しないといけない。デビットカードなどのピン番号は一か所に集約的に管理されるが、 chip-and-PIN式のクレジットカードでは、ピン番号がカードのICチップ内に収められる。ATMでもピン番号を変えれるようになるけど、その為にはATM自体がチップカードを読めて変更できるようにソフトのアップデートが必要。 外国では決済費は無料(?)や色々なオプションが可能な磁気式カードに方が依然として、chip-and-signature式のクレジットカードより、海外で使うには多くのメリットがあるみたいです。ここは実際の経験がないから、人の話の受け売りです。
by nhajime3
| 2014-08-02 09:30
| 金融
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