先週の金曜日から日曜日までの3日間、教会の子供達のCulture & Sports Festivalがあり、10代の子供達を沢山連れてNJ州に行ってきました。最初は、子供達だけで行く予定でしたが、NJ州とマンハッタンを動き回るドライブは危険だからということで、地理に熟知している私に白羽の矢が当たりましたです。
スポーツ会場は、NJ州のクリフトンという町のとある中学校のグラウンド。そのグランドの傍の木で、蝉が「ジージージージー」と鳴き終わっていました。NY/NJ当たりには蝉がいたんだと感動しましたね。でも、私の住んでいるニューイングランドでは蝉の鳴き声を聞いたことが暫くなかったので、アメリカには蝉は居ないと思ってました。でも、お目にかかったことがないけど、アメリカにも周期ゼミという特殊なセミと一般的な100種類くらいのセミがいるみたいです。日本の風物詩、春のカエル、夏のセミの鳴き声とは全く縁のない、遠い最果ての地にきた感じです。 17年セミ ↓ 周期ゼミ(しゅうきぜみ) 毎世代正確に17年または13年で成虫になり大量発生するセミ。その間の年にはその地方では全く発生しない。ほぼ毎年どこかでは発生しているものの、全米のどこでも周期ゼミが発生しない年もある。周期年数が素数であることから素数ゼミともいい、翅端まで30-40mmで、セミとしては小型種。北アメリカの中部・東部に分布し、うち北部に分布するものは17年に一度、南部に分布するものは13年に一度大発生を起こす。 大発生の様子は、数は1兆匹まで増えて、アブラゼミの半分位のセミが、木の枝をしならせてぶら下がり、庭は抜け殻の山。アメリカ人は、味は「トロ」「アスパラ」「ピーナッツ」など言いながら生で食べる。実害は鳴き声による騒音、最大120デシベル(ジェット機並み)とか。 欧米での扱い イソップ童話の「アリとキリギリス」は、地中海南欧沿岸のギリシアで編纂された原話では本来「アリとセミ」の話である。セミは元来熱帯系の昆虫で、日本より緯度が高いヨーロッパや北アメリカではセミの種類も少なく、また小型で迫力がないので知名度が低い。そのため、より分かりやすいようにキリギリスに置き換えたもので、日本にはこの置き換えられた物語が伝わった。 明治維新の時、日本にやってきたヨーロッパ人はイタリアや南仏などの地中海沿岸地域出身者を除くとセミを知らない者が多く、「なぜ木が鳴くのか」と尋ねた者もいたという。現在でも、日本のドラマを欧米に出すとき、夏の場面ではセミの声を消して送るという。日本ではいかにも暑い盛りのBGMと感じられるが、あちらでは妙なノイズが乗っていると思われる場合が多いという。
by nhajime3
| 2009-08-19 05:55
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