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交差点上の消防士達

我ながら久しぶりに格好いいタイトルになりました。このタイトルで短いエッセイが書けるかもしれないと満悦しました。宮城谷昌光さんも小説を書く時、最初の出だしの一文字が決まるとすらすら書けると言ってましたね。

春になると土曜日の午前中の交差点には、色々な募金者がたつようになります。ここの交差点は募金のゴールデンスポットみたいで、本当に次から次へと色々な募金団体がやってきます。ドライブスルーの国だから募金も車の窓越しです。大体、募金をする人が持っている募金箱?を見ると何処の所属か分ります。一番ポピュラーなのはバケツで、何かプラカードを持ってます。その他に野球のヘルメット、長靴などが有名です。交差点で誰かが立ってれば募金だろうと何も深く考えずに、条件反射的に寄付してしまいます。時々、寄付する小銭がなくて自分の車の方に近づいてくる募金する人に顔を伏せてやり過ごすというのも、何か困っている人を見捨ててる気がして、あんまり気分の良いものではないです。アメリカで生きていくには、もっと面の皮を厚くしないといけないですね。

交差点上の消防士達_b0188828_133202.jpg
よく土曜日の早朝は、消防士さんが交差点で募金活動をしてるのを見かけます。交差点の近くの道端に消防自動車を泊めてます。何時もどうして消防士さんが募金活動をしてるのか不思議だったのですけど、横目で見ながら過ぎ去って行ってました。消防活動中に亡くなった同僚の家族を援助する為にやってるのかと思ったんですけど、実際は違いました。

交差点上の消防士達_b0188828_13384440.jpg今日も場所こそ違うけど、Fire Fighterというワッペンを左肩に付けた制服姿で募金活動してました。寄付してくれた人に左のようなシールを配ってました。この募金活動は、筋ジストロフィーという病気に対する研究・啓蒙・教育ならび地域医療サービスの情報提供をするMDAという団体を共助する為でした。その為に、1954年からずーとこの募金活動を消防士さんがやっていました。アメリカでは消防士さんの社会的地位が非常に高く、自分の命を犠牲にしてまでも人を助けるアメリカンヒーローとして尊敬されてます。だから傍で見ていたら非常に高い確率で、どんどん人々が寄付していました。
by nhajime3 | 2011-05-15 13:19 | 社会情勢
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