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運河の町

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今日、明日と大学の新入生のオリエンテーションがあったので、Lowell(ローウェル)の町に行きました。息子は今日は泊り込みの予定で、明日またピックアップにいきます。


Lowell(ローウェル)アメリカ近代産業革命の発祥の地として崇められ、National Historical Park(国立歴史公園)の指定を受けています。、メリマック川沿いに、ダムを築き人口運河を市内に誘導し、水力利用の紡績機械を最大限に駆使し、19世紀をとおして繊維工業の中心として栄えに栄え、多くの移民や出稼ぎ労働者をその工場に受け入れた。

今日は息子をオリエンテーションに送っていった帰りに、Boot Cotton Mills MuseumとPautucket Damの二つだけ見てきました。それ以外にも、色々あるみたいですけど時間がないのです。
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ボストン.メイン州を走っていた蒸気機関車410号


Boot Cotton Mills Museum
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Boot Cotton Mills Museumの入り口にあった糸巻き?

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一階は沢山の紡績機械の一部がデモンストレーションをしてました

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丁度、小学校5年生が先生と共に見学にきてました。何を教えていたのだろう?

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Mill Girlsという女工さんが作業してる蝋人形です。それ以外にも、現場監督とオーナーの蝋人形もあったです。

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2階はパネルが一杯あってローウェルの町の繁栄と衰退を順を追って説明してました

アメリカの黎明期(1790年‐1823年)
アメリカ政府初の国勢調査(センサス)が1790年に行われる。総人口400万人、最大の都市は首都でも或るフィラデルフィアの42,000人。1820年の国勢調査では、総人口は,2倍の800万人に増え、最大の都市はニューヨークに移った。まだアメリカそのものは圧倒的に農業が主体な国だったけれど、変化の兆しは到る所に見られ、特に北東部のニューイングランド、太平洋に面した中東部に顕著に見られた。

そのアメリカ産業革命の旗印になったのは織物産業であった。南部の綿花、北部の裕福な商人からの資金、ニューイングランドの豊富な労働力、イギリスからの専門技術知識、アメリカの機械産業、そして連邦政府からの援助、というこれらの様々な要素が交じり合って、アメリカの近代の夜明けが始まったのである。

繁栄の陰に滅びの兆しあり。ローウェルの紡績工場のオーナーも1890年代頃には、自分達の工場がどうしようもないほど老朽化し、競争力激減してるのを気づいていました。ただ、彼らはローウェルの設備の近代化の道を選ばなかった。彼らは他の場所のオペレーションを優遇したり、ローウェルで稼いだ利益を南部の近代的な紡績工場建設の方へと使うようになった。

その理由として、南部諸州やビジネスリーダーは南部の近代化の為に、「広大な敷地」、「安い労賃」、「豊富なエネルギー資源」、「低い税率」、「交通の容易さ」、「ユニオンの少ない影響」、「労働者の健康や安全に関する制約的な法律のなさ」など、北部に較べて南部の有利点を盛んにローウェルの紡績工場のオーナー達に吹き込んでいた。それ以降、織物産業が拠点が、南部へ確実に着実に、小雪崩をうつがようにシフトしていったのである。「驕る平家久しからず」のたとえのように。


Pautucket Dam
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メリマック川を塞き止めて作った簡易ダム。左側が運河で、水流の少ない方がメリマック川

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運河の水量を調節するゲート

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これが市内のあちこちを流れてる運河です。紡績の盛んなときは、有害な物質を垂れ流していて川魚が全滅したそうです。間違って泳いだ子供の皮膚も焼け爛れたという記録があります。紡績が廃れてようやく川に魚が戻ってきたそうですが、釣ってもまだ食べれるところまでいっていないそうです。川が自分の自浄作用で元に戻るには最低50年は掛かるみたいですと言われてます。
by nhajime3 | 2011-06-13 03:35 | 旅行
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