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固定価格買い取り制度

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「鹿児島七ツ島メガソーラー発電所」(仮称)の完成予想図=京セラ提供

太陽光、風力、地熱、水力、バイオマスの5種類の再生可能エネルギーでつくられた電気を、電力会社が決まった価格で全量買い取る固定価格買い取り制度(FIT)が7月1日から始まりました。設定価格は、再生エネを推進するために、再生エネ発電会社側が利益が出せるよという、極めて手厚く保護されています。電力会社は買い取り費用を一般家庭の電気料金に転嫁する。そのお陰で、一攫千金を狙う業者が乱舞し、何処かに空き地はないのか、ないなら太陽電池パネルを屋根に置かせてくれ、賃貸料を払うからという屋根レンタル.ビジネスまで現れるというバブル気味現象。そんに反して、何で貧乏人から金を巻き上げて金持ちを雇わなければならないのかという不平組も現れる始末。

再生可能エネルギー買収制度には、このFIT(固定価格買取制度)と旧来のRPS(再生可能エネルギー利用割合基準制度)があるみたいです。その中身は、電気事業者に毎年その販売電力量に応じた一定割合以上の新エネルギー等から発電される電気の利用を義務付けた制度ですけど、エネルギー資源が豊かで、最近、採掘能可能になったシェールガス採掘で忙しいのやら、再生可能エネルギーにまで手が回らず、依然としてRPS制度を取っています。


そんな悠長にも見える姿勢のアメリカにも一つの大きな転機が訪れています。
ボストンの南ケープコッドから、30マイルの沖に浮かぶ小さな島、ナンタケット島があります。
かつては世界有数の捕鯨港で、今は夏場の有数な観光地であり、富裕者層の有名なリゾート地である。

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今はその沖合い5キロに、アメリカで始めての浮体式洋上風力発電基地(130個)を建設する『Cape Wind Project(総費用2000億円)』がスタート。発電された電気は、この辺のエリヤの電気事業者、National Gridがその半分を18. 7¢/kW·h(現在の小売価格の2倍)で購入し, 後にNSTARが残りを購入することになりました。

サイズ
全長120メートル、
海面上高さ:87メートル
プロペラ全長:111メートル
最大高さ:130メートル
最小高さ:23メートル

発電量
瞬間最大発電量:484メガワット(MW)-42万家庭分
平均発電量:170メガワット(MW)

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最初の洋上風力発電プロジェクトはデンマークで1991年に行われました。それ以来、ヨーロッパの9カ国で2010までに、830の発電機が設置されました。しかしながら、 アメリカには一気の洋上風力発電基地がなかったけど、洋上発電は現在のアメリカ必要とされる総電気量の4倍以上が見込まれます。洋上発電は高度の技術が必要とされ、陸地の風力発電の二倍のコストが掛かるけど、設置数が多くなればコストも必然的に下がるだろうと期待されてます。ただ深度60メートル以上の洋上風力発電は比較的歴史が新しく、具体例がすくないです。

アメリカはエネルギーが豊かだけど、国土の狭く、地震や津波の影響、海は遠浅の場所がすくないなど、再生可能エネルギーを発電するには厳しい条件です。他に、原発6基分の潜在力「浸透圧発電」、あるいは原発5基分の電力が燃料費タダで手に入る廃棄物発電の潜在力という記事もありましたけど、ちょっと力不足、電気を作るだけで精一杯の感じが否めません。もう少し、日本をエネルギー大国にする方法はないのかと思ったら、黒潮の「海流発電」というのがありました。夢がある話です。


再生可能エネルギー供給者リスト
太陽・地球物理学的・生物学的な源に由来し、自然界によって利用する以上の速度で補充されるエネルギー
(太陽光、風力、波力・潮力、流水・潮汐、地熱、バイオマス等)
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この再生可能エネルギーは、自分の家庭の電気の割合を自由に選べます。100%再生エネルギーにしてもいいし、25%でもいいという感じで非常に柔軟性に富んでいます。再生エネルギーには税金控除もありますよと税制上で誘い水もあるところなどアメリカらしいです。







伝統工芸品、ナンタケット・バスケットの故郷
固定価格買い取り制度_b0188828_15253295.jpg由緒正しき芸術品でエリザベス女王に献上されたこともあり、ホワイトハウスのクリスマスツリーに 飾られたこともあります。 完全オーダー制で、値段はびっくりするくらい高い。もともとは鯨漁で栄えた島であり、鯨から採れる油を入れる樽を作る技術が、 そのままバスケット作りに引き継がれました。 頑なな職人によって緻密な手作業で作られ、その秘法ともいうべき製法はあまり外部に 洩れることなく、限られた者だけによって伝えられ、代々守られている。

by nhajime3 | 2012-07-01 02:47 | 社会情勢
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