蚊トンボと簡単に一括りでいえるけど、馬鹿にはできない存在だという話。
アホウドリからグライダー、トンボからヘリコプター、そして憎っくき吸血中、蚊、その蚊の針から痛くない採血針の発明。そう言えば見た目が溜まらない蛭も立派に医療の最前線に利用されてますね。 世界最大の産業見本市「ハノーバー・メッセ」で、ドイツのエンジニアリング会社 Festo AG が最新作の BionicOpter を発表 同じようにゴキブリから未来の抗生物質、青カビからペニシリン、毒トカゲのだ液から糖尿病新薬、ヤキイモ貝の猛毒からは鎮痛剤と各種の生物資源から医薬品が製造される時代。その生物資源を巡って薬を開発する先進国と生物資源を有する後進国の激しい論争。コンピュータの化学合成による新薬開発に限界が見えてきた今、夢の新薬誕生への期待は、生物が持つ人智を超えた生物資源に託されようとしている。 自然というのはあらゆることを教えてくれる偉大な教科書だ。 この痛くない採血針の記事は、ある看護婦さんのブログに載っていました。 兵庫県西宮市にあるベンチャー企業ライトニックスでは、痛みを極限まで小さくした採血針を商品化。 日本とアメリカでの販売に漕ぎつけた。 この針はいわゆる注射針ではない。糖尿病患者などが血糖値を測定する際に微量の血液を採取するときに指先に刺す針だ。穿刺によって出るわずかな血液を試験紙で拭うことで血糖値を測定する仕組みなのだが、この穿刺が意外に痛いのだ。 糖尿病患者は1日数回採血し、そのたびに指先に針を刺す。そのときの痛みを軽減してくれるのがこの針なのだ。 血糖値測定用の注射針「ピンニックスライト」 「生き物ってすごい!」シリーズ第9回~蚊に学んだ「痛くない注射針」http://www.seibutsushi.net/blog/2013/08/1410.html モデルになったのが「蚊」。 蚊は人の皮膚に針を刺して吸血するが、針を刺されても人は痛みを感じない。ならば蚊と同じ構造の針を作れば、痛みのない穿刺が可能なのではないか––と考えたのが始まりだ。 「従来の針は円筒形ですが、蚊の針は側面がギザギザで、皮膚に接する部分が少ない。つまり抵抗が小さいので、痛みを感じにくいのです」と語るのは、同社代表でこの針を開発した福田光男氏。 医療法人 良仁会 かわたペインクリニック 同氏は、従来の金属ではなく手術用の「溶ける糸」の素材であるポリ乳酸を原料に、側面がギザギザの針を開発した。 注射針と違って内部は空洞ではない。刺した後に出血がないと意味がないので、細すぎても用をなさない。 そのため針の太さが、蚊の針の0.08ミリに対して、0.4ミリと5倍もあるが、針の断面を「円」ではなく「平たい板状」にするなどの工夫により、従来の金属針と比較して穿刺時の痛みを大幅に減少させることに成功した。 「溶ける素材なので環境にもやさしい。金属製の針は使用後に医療機関に戻さなければならないけれど、この針は家庭用ゴミとして処理できる自治体もある。あらゆる面で“人にやさしい針”ということができます」と福田氏。 週刊朝日 2014年3月28日号
by nhajime3
| 2014-08-01 02:16
| 医療. 健康
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