最近、うちの奥さんは、以前はノートブックを使っていたけど、より使いやすいiPadで色々なウェブサイトやメールを見たりしてます。ただスマホやタブレットはノートブック以上にブルーライトが放出されます。そのブルーライトが睡眠障害、肥満、癌や網膜へのダメージが懸念されるようになってきました。
この眼医者に行った時に、奥さんの飛蚊症が悪化してると言っていたので、その予防としてiPadのブルーライトカットフィルム「RetinaGuard」を注文してみました。 Retina Guard ■ 国際特許 ブルーライトのカット技術 ■ ブルーライトを90%效果的にカット ■ 色素沈著、ブルーライトから目を守る、效果的に近視を予防 ■ 目を守ると同時に液晶パネルのキズや汚れ、ほこりなども防止 ただYahoo Japanの知恵袋に、”retina guardというスマホのブルーライトを90%カットするフィルムを買ったのですが、使う前とあまり変わらない気がするし目は普通に疲れます。嘘なのでしょうか? ”という投書がありました。 思うに最もブルーライト放出量が高い波長460nm辺りのカット率が25%と低いから無理があるのででしょう。実際に使用した感じでは、ちょっと光が微妙に柔らかくなる感じです。ブルーライト対策メガネを付けて比べてみると、やはりとブルーライトが漏れてるのがわかります。もしブルーライト障害を真剣に考えるなら、デバイスの輝度を下げて使ったほうがもっと効果があるのでしょう。 ただ、最近の研究で、UVより波長の長い可視光線、中でも一番エネルギーが強い「ブルーライト」は、目に悪影響を及ぼすことで知られていますが、実はお肌でも、真皮の深部にまで到達して色素沈着を残すダメージを与えることが分かってきました。美容業界ではすでにブルーライトによる老化対策の動きが進んでいるようで、ブルーライト対策クリームなどが次々と商品化されている模様です。そういう意味では、お肌を守るという歳でもないけど、お肌の健康には良いかもしれないです。 図表の横軸は光の波長、縦軸はエネルギー放出量。 ただ波長460nmのブルーライトは、考えている以上に、次のように極めて多大な影響を与えてるみたいです。 ❶ 生体時計の乱調 ヒトの目の網膜には、光の色を感知する「錐体」と、暗い所でも明暗を感知する「桿体」という2つの視細胞が存在します。近年、この2種類の他にも、『ガングリオンフォトレセプター』と呼ばれる新たな「第3の視細胞」が発見され、生体時計をコントロールする役割を果たしていることがわかってきました。 この「第3の視細胞」は、460nmという強いエネルギーを持つ光のみに反応します。 ガングリオンフォトレセプターが一旦ブルーライトを感受してしまうと、『メラトニン』というモルモンの生成を抑制してしまうことが分かりました。メラトニンとは体内時計を調整する物質であり、昼にはメラトニンを少なくして身体を活動的にし、夜は多くすることで睡眠を誘うという調節が体内でなされています。 ❷ 網膜を過剰に刺激することによる「視力障害」 ブルーライトが網膜に照射されると、網膜上では活性酸素が発生します。この活性酸素は私たちの体の老化(エイジング)を加速させる原因となります。網膜で発生した活性酸素がダメージをひき起こし、それが原因で網膜や黄斑部の細胞が弱って死んでしまうと、加齢黄斑変性症という失明疾患の発症を早めてしまいます。 体の大きな人間の場合は、一部の細胞の壊死ですみますが、体の小さな虫達にとっては、青色光線は命を奪う殺虫光線になってると、東北大学大学院農学研究科の研究グループは発表してます。彼らの言うことによると、「虫の種によって、光感受性物質で吸収しやすい光の波長が異なり、その波長の光が虫の体内に吸収されて、活性酸素が生じ、細胞や組織が傷害を受けて死亡する」との仮説を提唱しています。
by nhajime3
| 2016-10-21 01:30
| IT
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