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ビタミンB12の人体への吸収効率

3月になり、春一番みたいな強い暖かい風が吹きました。
どんよりとした暗い空模様だったから、ただの嵐模様だったかもしれないけども。
もうすぐ春かなと思っていたら、金曜、土曜は氷点下15近くまで気温が落ち、来週には10度近くまで上がるという激しい三寒四温を繰り返しながら、一挙に春になっていくのでしょう。

最近ろくに疲れてもいないのに、以上に疲労感を覚え、年以上の違和感を感じました。大体、アメリカでは年配者が摂るべきバイタミン、ミネラルには、骨関係にはカルシューム、ビタミンD3、マグネシウム、血液浄化にはオメガ3脂肪酸、神経、脳神経細胞関係にはビタミンB12が勧められています。ビタミンD3、オメガ3脂肪酸とビタミンB12は三種の神器みたいなものです。

b0188828_10252444.jpg三種の神器のうち、ビタミンD3とオメガ3脂肪酸はもうすでに席を確保したけど、ビタミンB12はビタミンB群の中に入っているのしか摂っていませんでしたので、改めてDoctor's BestのビタミンB12サプリを買ってみました。アメリカの一般的なスーパーではレバーとか貝、海藻類は売られていないから、食生活に気をつけていないと必然的にビタミンB12欠乏症になる可能性が高いですからね。

ビタミンB12は、1948年貧血に関連するビタミンの1種として発見され、分子内にコバルトを含むことから、コバラミンと呼ばれます。赤血球の生成に関与することから、当初は「貧血向けのビタミン」として知られるました。その後、末梢神経の修復にも関与し、腰痛や肩こり、首の痛みに伴うしびれ等の神経痛を和らげる作用も注目され、「末梢神経のビタミン」とも呼ばれるようになりました。この作用は末梢神経の構成成分(タンパク質・リン脂質など)の体内での生成を助け、傷ついた末梢神経を修復する為と考えられています。



今飲んでいるGarden of Life社のビタミンB群にもメチルコバラミン型のビタミンB12が133mcg(㎍)入っているけど、そんなには入っていません。大概のメーカーはビタミンB12は売れ筋なんでしょう、別口で単独で売っています。売るために意図的に容量が最低限度に抑えられています。ビタミンB12サプリにはシアノコバラミンとメチルコバラミン型の二つに大別されていますが、シアノコバラミン型は体内で活性型のメチルコバラミン型に変換されるときに、シアン化化合物を発生させるから危険であると、生理的に毛嫌いされてます。実際は少量すぎて健康には問題にならないくらいなんですけも。

最近読んだ労働厚生省の資料の中に、ビタミンB12をサプリメントで取る場合は、健康な人でも2%位しか実際に体内に吸収されないと書いてありました。どういう風な経路でこの結論がでてきたのか不明ですけど、実際に、人間の栄養素の吸収能力は、20歳台をピーク(約50%)に徐々に下降し、40-60歳以降更に低下し、ピーク時の20-30%の吸収能力になることが報告されています。この背景には胃酸の生産・分泌が加齢とともに低下すること、胃酸の分泌低下によって口腔内、膵臓、小腸で分泌される消化酵素の生産も低下することにあるとのことです。

それと同時に、ちょっと資料が古いけど米国のPFD(Physicians’ Desk Reference, NPPDR No. 18:676, 1997.)のデーターが液体と固形に関する栄養素の吸収率について書いています。

1、タブレット:10%
2、カプセル:20%
3、ソフトジェル:30%
4、皮膚からの経皮:45%
5、舌下(液体):50%
6、筋肉注射:90%
7、舌下(ミスト):95%
8、静脈注射:100%

実際の吸収率を測るのは、病院にいっかなければならないですけど、大雑把な机上の計算では、私が最大に摂れるビタミンB12吸収量は、133x0.1x0.1=2.66㎍ということになりました。

 ◆ 含有量: 133㎍(2錠/日)
 ◆ 吸収率:  0.1(青年時の吸収効率50%の20%)
 ◆ 吸収形態: 0.2(植物性カプセルの錠剤)


一日の最低摂取量にも足らないから、瀕死状態から脱出は無理でしょう。
一般的に、ビタミンB12がどのように体内に吸収されていくかというと、マンがは「造血機序」
www.slideshare.netから拝借いたしました。

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❶食品中のビタミンB12は通常、たんぱく質と結合していますが、胃液に含まれるたんぱく質消化酵素であるペプシンの作用で遊離(たんぱく質と離れる)します。

❷遊離したビタミンB12は、唾液腺から分泌されるRたんぱく質ハプトコリンと結合します。この結合は非常に強力で、ビタミンB12が強い酸である胃酸で分解されるのを防いでくれます。

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❸ハプトコリンと結びついたビタミンB12は、胃から十二指腸へ移動しますが、ここで消化液である膵液により再び遊離します。

❹遊離したビタミンB12は、胃で分泌された内因子(糖タンパク質の一種)と結合し、最終的に小腸から吸収されます。B12は内因子と複合体を形成することで吸収されやすくなります。


高齢者や萎縮性胃炎を患って率人は、胃内での胃酸分泌が減少することによりビタミンB12の吸収低下を引き起こします。また、胃酸量が減少すると、ビタミンB12を利用する常在腸内細菌の増殖が亢進し、人体が利用できるビタミンB12量がさらに減少します。そういう人は、食品中に自然に含まれるビタミンB12の吸収ができない。でも、そのうち大半の人は栄養強化食品やサプリメントに添加された合成した遊離ビタミンB12を吸収することができます。

米国医学研究所(IOM)は、50歳以上の成人はビタミンのサプリメントあるいは栄養強化食品からビタミンB12の大半を摂取することを推奨してます。また、ビタミンB12欠乏状態の高齢者に、遊離型ビタミンB12強化食品やビタミンB12を含むサプリメントを数か月間摂取させると、 ビタミンB12の栄養状態が改善されることが報告されています。


「アメリカ人のための食生活指針」では健康的な食事を次のように述べている。
さまざまな果物、野菜、全粒穀物、無脂肪もしくは低脂肪ミルクおよび乳製品の積極的な摂取が重要。
 ◆ 牛乳や乳製品はビタミンB12の良好な摂取源である。多くのインスタント朝食用シリアルは、ビタミンB12が添加され栄養価が強化されている。
 ◆ 脂肪分の少ない肉、鳥肉、豆類、卵類、ナッツ類を摂取すること。
 ◆ 魚や赤身肉はビタミンB12の優れた供給源である。また、鳥肉や卵類にもビタミンB12が含まれている。
 ◆ 飽和脂肪、トランス脂肪、コレステロール、塩(ナトリウム)、添加された砂糖などが少ないか。
1日に必要なカロリー摂取量を超えないこと。


ビタミンB12を摂ってもそんなに急激な効果はないだろうと思っていたけど、幸か不幸か、果たしてたまたまなのか、❶両足のふくらはぎの痒みが消えた。❷慢性的な疲労感が少し収まった。特に❶番の痒みは、サプリの取り過ぎではないかと思い、色々なサプリを摂るのを止めても原因がわからなかったから、ある意味では吃驚しましたね。反面、そんなにも体内の吸収率が落ちているのかもと思ったりして。



追加報告

3,4日続けて飲んでいたら、両腕に赤い斑点と痒みが出てきたので、径口中止。それ以降、異常が収まったので、一カプセル1500µ㎎と量が多すぎるのか、それともフルアクティブ系で強すぎるのか、よくわからないけど取りあえず様子見です。








ウェブサイト「役に立つ薬の情報~専門薬学」で胃の構造と役割(http://kusuri-jouhou.com/domestic-medicine/gastric3.html)を説明してるページがありました。薬学関係には疎い自分もなるほどなるほどと感心させられました。以下は、そのページから抜粋させてもらいました。

胃の構造と役割
 
私たちが食物を食べた後、この食物は小腸から吸収されるように消化酵素によって細かく分解される必要があります。このような食物の分解から栄養の吸収、そして排泄までを司る器官を「消化器系」と呼んでいます。
 
消化器系の中でも、胃はタンパク質の分解など食物の消化に対して重要な役割を担っています。
 
胃は胃底部、胃体部、幽門部の三つ部分からなります。胃の粘膜からは胃液が分泌されており、胃底部と胃体部の粘膜からはペプシン、ガストリチン、リパーゼなどの消化酵素が分泌されています。幽門部からの胃液には消化酵素が含まれていません。
 
ペプシンはタンパク質を分解する作用を示します。

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胃液は強い酸性を示しますが、これは塩酸を含むためです。ペプシンはペプシノーゲンという形で分泌されていますが、塩酸によってペプシンに変わることで作用を表します。
 
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胃液の成分

前述の通り胃液には塩酸が含まれているため、強い酸性を示します。食物には病原菌が含まれていることもあり、これら病原菌を強い酸によって殺すという意味でも胃酸(塩酸)は重要な役割を果たしています。
 
胃液には「タンパク質を分解するペプシン」や「強い酸である塩酸」が含まれていることから分かる通り、食物としてのタンパク質だけでなく、胃自体も分解されてしまいます。
 
そこで、胃液から胃粘膜を保護するために、胃には粘液が分泌されています。この粘液によって、ペプシンや胃酸から胃粘膜を保護します。
 
 
 
 キーワード
○ 胃:食物を小さく砕いて粥状にし、少しずつ十二指腸に送ります
○ 十二指腸:胃の下にある長さ25cm程度の消化管です
○ ペプシン:タンパク質を消化します
○ 胃酸(塩酸):病原菌の殺菌やペプシノーゲンの活性化を行います
○ 粘液:ペプシンや胃酸から胃粘膜を保護します

胃酸が低下していると、栄養素の吸収率が下がります。
胃液不足で吸収が低下する栄養素は・・・

<ミネラル> 鉄・カルシウム・マグネシウム・亜鉛・銅
<ビタミン> 葉酸、B12、B6、A、E、B1、B2、B3など
by nhajime3 | 2017-03-02 12:02 | 医療. 健康
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